大森さん。
大盛りさん。
友人の友人に「大森さん」さんという人物がいる。本当は大森という名前ではない。写真を見せられてその膨よかな風貌から想像できない小森という名前がその人物の本当の名前で僕は勝手に大森さんと名付けた。
その友人と大森さんは毎週出会いのパーティーなる所で女の子を探しにいっており大森さんはいつも女の子をおかわりしているのだ。
「女の子おかわり!」
大森さんのそんな声が聞こえてくる気がする。
「女の子大盛りで!」
大森さんのそんな声が聞こえてくる気がする。
「大森、お前ごはん大盛りだろ!」
「自分、小森っス!ごはんは小盛りで!」
そんなやりとりが日常で行われているに違いない。大森さんはいつだって全力でおかわりをしている。
「女の子おかわり!」
今日も大森さんはおかわり。
そんな大森さんを僕はおかわりしたい。