アルコール中毒ROCK

酒と病気と音楽と人生を転がり倒す。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

6.『20歳』鹿児島で生まれた女。

20歳、12月は上旬。 鹿児島出張所では初め孤独だった。 仲間も出来ず20歳の夏に原付免許を取っており鹿児島で原付バイクを買い仕事が終わると1人でバイクで定食屋に夕ご飯を食べに行ったり共同風呂が嫌で「たぬき湯」という銭湯に行っていた。 家族の元には…

隣の隣人の長所。

すごい世の中。 世の中はすごい人達ばかりである。 「あの曲は誰々のパクリだ」 とか 「あの本の内容は浅い」 などと皆色々言いたいのはすごくわかる。僕もいいたいこともある。しかしその非難みたいなものを浴びせられている「彼等」は間違いなく僕らより「…

5.『19歳』不眠症とリタリン。

眠れずに鬱鬱とした毎日を解消すべく僕は精神科の門を叩いた。 誰かがカマを持って襲ってくる恐怖に怯えたり世界中の悲しみを一手に引き受けた気分になったり仕事も育児も全く手につかない状態であった。 「分裂病の陰性症状が出ている疑いが ありますね。気…

神たる言動。

足るを知る。 どこかの偉い大統領が言っていた。 「人は足りるを知らねばならない」 同意見である。 昔からそれは僕の座右の銘であり常に心がけてきたことだ。しかしな、「足るを知る」とはもはや苔を食し雨露を凌ぐ如く仙人の領域なのではないか。いやきっ…

4.『18歳』父親と娘と鳶さん。

鳶、土工の会社に就職した7月31日。 うだる暑さは真夏の工事現場。 こんなにも暑いか。 こんなにも工事材料は重たいのか。 こんなにも働くとは大変だったか。 鳶職人とは建物を建てるにあたって建物、「躯体」に携わる職人さん達の作業足場を組立てたり解体…

大森さん。

大盛りさん。 友人の友人に「大森さん」さんという人物がいる。本当は大森という名前ではない。写真を見せられてその膨よかな風貌から想像できない小森という名前がその人物の本当の名前で僕は勝手に大森さんと名付けた。 その友人と大森さんは毎週出会いの…

3.『17歳』発病。

せっかく客も付いてきたバンドだったが僕はベースの人間性に愛想を尽かし脱退するとギターとドラムと香織ちゃんに相談したんだった。 香織ちゃんは猛反対したがギターは「金ちゃんが辞めるなら俺も辞める」と言い、ドラムも同意見で香織ちゃんは涙を飲んだ。…

最近頭にくる事。

グアム グアムと言えば常夏だ。グアムはいい。海が綺麗で砂浜には美女がビキニときたものだ。ビールにバーベキュー。バーベキューと言えばBBQと言い換えるのは好きじゃない。好きじゃないと言うか大嫌いだKEEP IT REALといった曲があったな。とにかくグアム…

2.『16歳』世間は甘くないなあ。

初夏。 震える手で客にお冷やを運ぶ。 こぼさないように。 リンガーハットなにわ店にて勤務中、バイト中。時給510円。働く事は尊い。 その頃は今の電動鍋ではなく12人前ぐらいのでっかい中華鍋を振っていたのを思い出す。 何はともあれ6月、16歳になった僕は…

1.『15歳』あの時、ああすればもっと。

15歳の春、高校を退学になった。 中学のツレと呑めもしないバーボンを呑んで、酔っ払ったあげくに乗れもしないバイクに乗って事故り警察に捕まったのが運の尽きだった。 警察から高校に連絡が入り事は公に。 そして退学に。 しかし大した絶望感も無く、毎日…

はじめに。

覚せい剤は怖い。 煙草も酒もやめられない僕は覚せい剤が目の前にあったらしてしまう自信がある。しかし運よく僕の周りの環境には覚せい剤が無い。したがって覚せい剤はしないでいれる。だが、覚せい剤があるとしてしまうかもしれない、しないと断言できない…